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【2013年手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作品を今更レビュー!】キングダム1感想

はじめに

一応ネタバレ注意です(2006年発売なので今更といえば今更)

さて、今回は漫画紹介です。

 

色々話題になっていたのに、既刊が50巻近くなっているのと歴史物であることで、なかなか手を出しづらかった「キングダム1(ヤングジャンプコミックス)」をKindle版で購入してみたので感想を。

(ちなみに、筆者は情報系で歴史の調査が割りとメインになりそう。) 

 

 あらすじ

Kindle版の内容紹介は以下。

時は紀元前——。
いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す!!

 紀元前の中国を舞台とした戦争を描いた作品っぽい。三国志とかを見たことある身としては割りと楽しみ。

 

そこで気になるのは、ここで描かれる時代っていつなんだろう?三国時代とかと比較してみたい。

 

というわけで一応、中国の歴史を簡単にまとめてみます。

 

中国の歴史

高校時代、世界史を授業で習っていたしたが、その時覚えた中国の国家の系譜を振り返ってみます。

 

  1. 殷(歴史で習う最古の中国の国家だった気がする)
  2. 周(あまり覚えてない)
  3. 春秋戦国時代(ここが、あらすじの言う大戦争時代、キングダムの時代らしい。もっと言うとこの戦国時代の終盤)
  4. 秦(秦の始皇帝ってすごく印象に残ってる)
  5. 漢(項羽と劉邦で有名ですね。漢文でもやったなぁ…)
  6. 三国時代三国志で語られる世界)
  7. 晋(あまり覚えてない)
  8. 南北朝(あまり覚えてない)
  9. 隋(遣隋使)
  10. 唐(遣唐使
  11. 五代十国(あまり覚えてない)
  12. 宋(あまり覚えてない)
  13. 元(鎌倉時代元寇。以下に写真)
  14. 明(あまり覚えてない)
  15. 清(日清戦争
  16. 中華民国
  17. 中華人民共和国

f:id:kaihuusvms:20170818225438j:plain元寇(Wikipediaより):何故かすごく印象に残ってる画像。

 

完全に筆者のうろ覚えと少々のネット検索で作ったが…大丈夫かこの年表。

(中国の人が見たら怒られそう)

 

…というわけで、なんとなく分かりました!!三国時代や漢の時代より少し前なわけです!!!

こうやって時代を知ることで作品を見る目も変わります!非常に興味が出ていいですね!

 

キングダムの話に戻すと…

ざっくりとイントロを話すと…

紀元前245年中華西方の国「秦」から話が始まります。

ちなみに、この秦おそらく春秋戦国時代後に中国を全国統一する秦と同じ国と思われます。

春秋戦国時代は、紀元前770年から紀元前221年と言われているため、500年続いた戦国時代の末期から話が始まるわけであります。

 

物語は信と漂という二人の少年の剣戟から始まります。

彼らは、戦争孤児であり貧乏な生活を過ごしつつ、天下最強の大将軍を目指していました。そのため、1250戦以上も仕合をこなし互いを高めあっておりました。(そんな少年がいたら正直ビビる)

そんな中、ひょんなことから秦国の大臣の目に止まり、漂は王宮で働くことになりました。

漂は大臣に対して信も共に王宮で働けないかと進言をしてみるものの断られてしまいました。(兄弟のように仲の良いふたりが別れることになるのは悲しい…しかも、信が漂に大将軍という目標から置いて行かれたような感じ)

 

そのまま、信と漂は離れ離れとなり、一月が過ぎました。

信のもとには、王宮では内紛が起き漂の身が危ないのではという噂が届きました。

その夜、負傷した漂が信の家の前で負傷して倒れているのを発見。

漂は地図と夢を信に託して息を引き取ることとなりました。(うーん、展開が熱いなぁ)

 

信は、漂の意思を受け取り地図を元に向かった先には、政と名乗る漂に瓜二つの少年が待っていました。どうやら、政は秦王であり内紛から逃れて来た様子。果たして、漂との関係性は…??

といったところで紹介をやめておきましょう。一巻の内容を全部説明しても野暮なので!

 

政という少年

ネタバレに当たるのかよくわかりませんが、政という名前からピンときたのですが、政という少年は秦の始皇帝その人ですかね??世界史で習って気がするので、気になったのですがWikipediaで調べたらビンゴでした。

f:id:kaihuusvms:20170818233322j:plain始皇帝Wikipediaより)

 

違うという(シャア・アズナブルキャスバル・レム・ダイクン的な)パターンはありうる。

とはいえ、公式サイトに乗ってそうな話ではあるのでどうでもいいですが、こういう歴史のつながりが見れると面白いなぁと思った次第であります。

 

www.amazon.co.jp